漢方と冬虫夏草

「漢方」は、古くから中国から伝わってきた伝統医学に、日本独自のアレンジを加えた、日本独自の伝統医学の事を言います。中国の伝統医学に、新たに日本人の特徴を踏まえた医学に発展させたものを言います。「薬食同源」などという考えが、漢方のベースとなって人々の間に、広まっていきました。

■「薬食同源」・・・薬も食材も元を辿れば同じである。 

漢方などと聞くと、霊芝や冬虫夏草、朝鮮人参などといった、いかにも滋養強壮に良さそうな生薬ばかりが、浮かんできますが、本来、漢方とは、「薬食同源」、「医食同源」などの言葉に表わされているように、特別な生薬が健康を築いているのではなく、日々口にする食材の上に、健康が保たれているという考え方が大切なのです。漢方は、そのような考え方を整理する為に、「五味」「五気」などという分類を生み出しました。

■「五味」・・・「酸」「苦」「甘」「辛」「鹹」 

■「五気」・・・「熱」「温」「平」「涼」「寒」 

5つの味の分類と、5つの食材の性質分けたものを表わしています。「五味」は、五臓六腑との関係性が深く、それぞれの働きを助ける役目を担った食材に分類されているようです。例えば、「五味」の「酸」には、レモン、梅、みかん、お酢、サバなどが含まれています。下痢や頻尿などに有効。酸っぱいものが欲しくなうような時は、肝機能が弱り始めている兆候の現れかもしれません。「辛」などには、生姜、シナモン、ニンニク、唐辛子、ネギなどがあります。風邪のひき始めなどに、発汗作用を利用する事で、回復が促せる。辛いものを欲する時は、肺の系統が弱っている兆候かもしれません。このように、皆さんが口にする食材と、その関係性を整理する事で、体調を整える漢方として役立てていく事ができるのです。